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2012年大河ドラマ「清盛」を楽しみに待つ平家物語ファンブログです。
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2024年05月03日 (Fri)
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2011年09月10日 (Sat)
『さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記 』(新潮文庫) 井伏 鱒二

平家ものだというので、読んでみました。

教科書の山椒魚以来の井伏鱒二です。



さざなみ軍記・・・ネタばれになります。


某平家の公達の日記形式です。
だいたい都落ちから一の谷後まで。

主人公の公達の名前は明かされませんが、
父が新中納言で十六歳、武蔵守ということで、平知章です。


小隊を預かり、若年ながら、軍を率いて成長する様子が、描かれています。
六波羅を懐かしんだり、逃げたいと思う気持ちも見え隠れしつつ。

精一杯背伸びしていたんだと思います。



が、言葉選びが難解で、読みにくい。
時代がかってるんですが、それが、
平安を現代語訳した雰囲気を出しているのか、昭和風なのかよくわかりませんが、どっちにしろ、難解。
感情移入はし辛い。


ついでに、新中納言だの、三位中将だの、能登守だの、平家の皆さんの呼称はみんな
官位なので、誰が誰が知ってないとわからない不親切設定。
官位呼びはまぁ、当然なのですが、系図とか、最初についててほしかった。
ちょっと、誰が誰かわかるように学ぼうと思いました。


最後にオチ。
なんか!え?ここで?ってところで、うやむやに終わります。
一の谷で打たれる史実を踏まえて、次の日の戦で死ぬってところでぶつ切れるならわかるんですが、
史実に反して、生き延びてるんですよ。この知章は。
なのに、中途半端に怪我して、代筆させてすやすや眠ってるって。
そこで終わり!?
消化不良だわ。この、生き延びちゃった後どうするよ。

むしろ、くっついてるジョン万次郎の方が面白かったです。個人的に。



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